アーカイブ: 2019年

4月に入り、新入学シーズンを迎えました。

集団登校をする児童が微笑ましい季節ですが、特に小学校低学年の児童の事故が散発する時期でもあります。今回は警察庁の統計を用いて改めて皆で考えてみました。

警察庁の統計では、平成26年から30年までの5年間の事故統計から歩行中の児童の交通事故の発生状況を発表しました。そこから今回は小学1年生の特徴を共有しました。

・小学1年生の歩行中の死者・重傷者数が6年生の約3.6倍高くなっているということ…交通社会になれる前に事故に遭ってしまっている

 逆に学年が高くなるにつれて自転車乗車中の事故が増加していく傾向があります。

・時間帯でみると事故が起きやすい時間帯に2つのピークがあり、朝の登校時である7時台と下校時・帰宅後遊んでいる時間帯である15時~17時台が多くなっているということ

・法令違反別にみると「飛び出し」「横断違反」で6割を占めているということ…安全を確認せずに路上に飛び出したり、横断歩道外を横断してくる可能性がある

こうした特徴が小学1年生にはあることが統計から判ります。

以上の特徴から、小学校付近(スクールゾーンに限らず)・公園付近の道路を走行する時は時間帯を意識すること、また児童を見かけたら「飛び出してくるかもしれない」と意識すること、絶対に油断はしてはいけないことを社員一同改めて確認しました。

今回の講習は運行前点検について改めて皆で考え直してみようというテーマで行いました。

平成29年度中に4t車以上のトラック、または乗車定員30人以上のバスからタイヤが脱落した事故が67件発生しています。月に直すと一ヶ月に5件、週に一度はある事故といえます。

タイヤやそれを固定するボルトにはとてつもない重量がかかっており当然緩みは起こりうるもので、日常点検で必ず確認していく義務が安全な運行を目指す私たちドライバーにはあります。

事故のない社会を目指して。30人程の小さな会社にできることは微々たるものですが、少しでも貢献できていければと弊社社員一同自覚していける会議となったように思います。P_20181208_174409

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